ささやかな逃走

サウンドブランディングについて考えるブログ

手術室で流れる音楽

手術室で流れている音楽が、医師や看護師にどんな影響を与えるか、いくつかの調査が行われています。

BBCの記事では、音楽を手術室でかけることは医師の集中力を削ぐものであり、
勧められないという内容で書かれています。

ただし、音楽の種類等については詳細の研究がなされておらず、

クラブミュージックをそれなりに大音量で流したら当然執刀医の声は聞こえないでしょうし、

研究はまだまだ半ばという印象です。

記事内でも紹介されていますが、一方で音楽の利用は医師や看護師をリラックスさせるプラスの効果があるという研究論文もあります。

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

ということで、日本では実際にはどうなのだろうと調べてみたら、早速ありました、

Naverまとめでまとまっています。

医師や看護師からの声らしきものを見ると、
音楽はかなり自由に使われているようです。

削る音や電子音を上手くカバーするためにBGMを使うことは
手術する側の精神的な安定感をもたらすために非常に重要なことなのだと思います。

ただ、AKBとかEXILEというのはどうなのでしょうか…
個人差こそあれ、特に日本語の歌詞入りのビートを刻むようなものだと、
勉強中にもそちらに引っ張られてしまったことがある人も多いはずです。

術者の好みで音楽をかけているだけでは、
個人によってはかなりマイナスの効果、集中力の低下をもたらす可能性もあります。

クラシックであっても、自分が演奏したことのあるピアノ曲だとそちらに気持ちをとられてしまったりもしますよね。

テレビでも取り上げられているようですが…

togetter.com

こういうの見るとちょっと心配になります。でも手術の雰囲気というものがドラマで刷り込まれ過ぎているというのも実際あるとは思いますが…。

曲の種類と人間の集中力という研究は色々されていると思うので、
その辺りも調べるトピックといたします!

 

次回はオープンリールについて、深堀りしようかなーと思います。