夏を思い出す、中年男性の声
雑誌「ブレーン」の今回の特集が、ラジオCMです。
特設HPから、少しずつラジオCMを聞いています。
名作選、というのにふさわしく
くぅーっっ と唸りたくなるような素敵なアイディアが詰まった作品ばかりです。
しかし中でも気になったのは、
「長いな、、、5作品でしかも1つで5分もあるよ…」
と後回しにしていた、「金鳥ラジオ小説『父子水』」。
これ、是非この季節に聴いてみて欲しい作品です。
夏の終わり、生き残る蚊もいよいよ巨大化し
蝉の鳴き声も断末魔に聴こえてくる、夏の終わりに是非。
淡々と話を進める岸辺一徳さんの声が
何故か夏を連想させます。私だけでしょうか。
「ぼくのなつやすみ」というゲームが、小学生の頃から大好きなのですが、
そのナレーションの声に少しだけ似ているんですよね。
声というよりも、トーンかな。
だからかも知れません。
このナレーションは、ダンカンが担当しています。
夏になると必ず読むことにしている、夏目漱石の「こころ」なんかも
是非岸部さんかダンカンさんに朗読していただきたいものです。
中年男性の淡々とした渋い声 × 夏、蝉の声
にはなかなかの力が宿っている気がします。
という、今回は非常に感覚的な回となりました。
引き続きラジオCMも見ていきたいと思います。